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2006年03月26日

Winnyによる情報流出報道に抗議する!

Winnyによる個人情報流出がニュースにならない日はないという異常なまでの報道が続いています。僕も、オンラインソフトの作者の一人として、この問題は、関心を持って報道を見守ってました。

ネット上ではすでに多数意見が出ているようですが、最近のWinnyの情報流出をめぐる報道は、あまりにもWinnyを悪者にしすぎているように感じます。ついには、ウィルス対策としてWinnyの検出プログラムや、Winnyを削除するプログラムもリリースされているようです。

ぷららが「Winny」を完全規制することを決定したそうです。

Winnyを使わないように - 政府と業界が連携して呼びかけ

起動を阻止するプログラムをベンダーが無償配布

Winny対策ソリューション、セキュリティ各社から相次ぎ登場:ITpro


でも、方向が間違っているような気がしてしょうがないんですよね、これって・・
というよりも、悪者をWinnyというソフトにすりかえようとする意図さえ感じてしまいます。

個人情報を流出させてるのは、確かにWinny経由だけど、ユーザーが予期せずに情報が流出してしまうのはWinnyのせいではなく、●●タマウィルスなどのウィルスが原因のはず。

さらにいえば、明らかな不注意がない限り、こんなウィルスには感染しないし、Winny自体には全くセキュリティ上問題はないのに、Winnyを悪者にしすぎではないかと思えてなりません。

これって、自動車事故が発生したとして、自動車は危険だから自動車禁止というのと全く同じように思えてなりません。どうすれば事故がなくなるかを考える、という視点が全くない、・・・意図的にWinnyを叩いているように感じます。

そもそもWinnyって、もともとは、アングラで使われていた敷居の高いソフトで、ポート開放など、ある程度知識がある人しか使えなかったものだと思うんですよね。作者の金子氏もシステムに詳しい人向け、と明言していた記憶があります。
ファイル交換ソフトなので、ある意味、自分のPCがサーバーになるのと同じで、きちんと、何をアップロード対象にするのか、意識できてない人が使うのは、そもそも危険だと思います。それなのに、Winnyの使用を煽るような雑誌を平気で販売されている現状があります。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4396891806/bogusnews-22/249-8716708-4761968

情報流出の責任は、
・情報を流出させたユーザー
・ウィルスの作者
が一義的に負うべきものであり、さらには、Winnyのソフトの作者が訴追されるならば、
・Winny作者が刑事事件で被告になっていることを知りながら、自己の利潤のために、Winnyの解説本を販売する出版社・著者も全く同様に、「幇助罪」で訴追されるべき
と僕は考えます。

ぷららではWinny禁止のようですが、他のプロバイダーがこのような愚かな判断に追従しないことだけを望みたいです。

また、このような状況が続き、WinnyなどのP2Pソフトが法的に規制されることがないことを期待したいです。。

(ちなみに、僕はWinnyを違法利用することを推奨するものでは決してありません)

最後に、米SymantecのKevin Hogan氏のコメントを引用します。
『Winny(ウィニー)を使ってはいけない』と言うのは容易だが,禁止させても根本的な解決にはならない。別のアプリケーションを悪用する脅威が出現すれば,同じことを繰り返すことになる。ネットのリスクをユーザーが認識し,セキュリティ・レベルの向上に努めることのほうが重要だ